【成分大解剖】数値で読み解くイヌグルマン

ドッグフードを選ぶ際、一つの大きな基準となるのがパッケージにある「総合栄養食」という表記です。
ご存知の方も多いかもしれませんが、この表記を行うためには、第三者機関(日本食品分析センターなど)による厳格な成分分析を受け、全ての栄養基準を満たしていることを証明しなければなりません。つまり、このプロセスは「愛犬に安心して与えられる主食」であるための、欠かせないパスポートのようなものです。
もちろん私たちイヌグルマンも、当然このステップを踏んでいます。今回は、私たちが日本の室内犬のライフスタイルを考え抜いて導き出した、栄養設計の意図を詳しくお伝えします。
この「数値」が「あなたの家のワンちゃんに合うかどうか」を判断する、最も客観的な物差しになると考えています。

イヌグルマンの成分データ
ドッグフードに含まれるタンパク質の割合は、犬の目的やライフステージによって選ぶべき数値が異なります。
イヌグルマンは 筋肉や皮膚の健康を維持するための基準をしっかり満たしながら、長く、健やかに。そのための「ちょうどいいバランス」ですを目指しました。
タンパク質を考える時には「量」だけでなく「質」がとても大切です。体内で効率よく使われるための「アミノ酸のバランス(質の高さ)」です。
タンパク質を構成する「必須アミノ酸」の数値を詳しく見ていただくと、イヌグルマンの設計思想がより明確になります。
| 必須アミノ酸 | 分析値(実測) | AAFCO基準(成犬) | 基準比 |
|---|---|---|---|
| アルギニン | 1.32% | 0.51% | 約2.5倍 |
| リジン | 1.55% | 0.63% | 約2.4倍 |
| ロイシン | 1.69% | 0.68% | 約2.4倍 |
| メチオニン・シスチン | 0.86% | 0.65% | 約1.3倍 |
(※日本食品分析センター調べ 第25057889001-0101号)
特に注目していただきたいのは、成長や免疫、筋肉の維持に欠かせないアルギニン(1.32%)やリジン(1.55%)が豊富に含まれている点です。これは、植物性タンパクの「カサ増し」ではなく、エミュー肉や鶏肉といった良質な動物性原料を贅沢に使用している証でもあります。
多くのプレミアムフードが「脂質15%以上」という高い数値を競っています。確かに運動量の多い活発なワンちゃんや仔犬、妊娠中や授乳期はたくさんのエネルギーが必要なるため脂質量は大切です。しかしイヌグルマンの脂質は8.9%。 これは、日本の住環境で暮らすワンちゃんの運動量と代謝を考慮して設定した数値です。
運動量の少ない日本の室内で生活をする犬にとって、高脂質は「肥満」と「内臓への過負荷」になってしまう可能性があります。適度な脂質は皮膚や被毛の健康に不可欠ですが、室内での穏やかな暮らしにおいては、過剰な摂取は体に余計なエネルギーを蓄積させてしまいます。
低脂肪を実現したのは、第一主原料のエミューに秘密があります
ドッグフードにおいて、タンパク質や脂質と並んで重要なエネルギー源となるのが炭水化物です。最近では「穀物不使用(グレインフリー)」が話題になることも多いですが、近年、穀物不使用(グレインフリー)のフードを食べている犬において心臓病(拡張型心筋症)との関連性も指摘されています。
私たちは「質の高い炭水化物は、犬にとっても効率的で優しいエネルギー源になる」という結論に至りました。イヌグルマンは、アレルギーの原因になりやすい小麦(グルテン)を使用せず、犬にとって消化しやすく栄養価の高い多種類の雑穀を組み合わせています。雑穀は、独自の技術で消化しやすい状態(アルファ化)に加工されています。
• 穀物・雑穀: 大麦、玄米、大麦ぬか、黒米、赤米、ハト麦、あわ、きび、ひえ。
(これらは食物繊維、ビタミン、必須脂肪酸をバランスよく供給する役割も担っています)
• 野菜: にんじん、かぼちゃ、さつまいも
(さつまいもは、水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく含み、腸内環境の改善や血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。また、にんじんやかぼちゃは天然のビタミン(β-カロテンなど)やミネラルの供給源となります。)
| ミネラル項目 | 分析値(実測) | AAFCO基準(成犬) | 開発の設計意図 |
|---|---|---|---|
| カルシウム | 1.56% | 0.6% 〜2.50% | カルシウムとリンの比率は理想的な1.32:1。骨や歯の形成に欠かせないカルシウムとリンは、一方が多すぎるともう一方の吸収を阻害するため、その比率が厳格に求められます |
| リン | 1.04% | 0.5% 〜1.60% | |
| ビタミンA | 10,319 IU/kg | 5,000 IU/kg〜 | 皮膚や粘膜の健康を維持し、「見る力」をサポートします。内側からのバリア機能を支えます。 |
| ビタミンE | 203.19 IU/kg | 50 IU/kg〜 | 「若々しさのビタミン」とも呼ばれる強力な抗酸化成分です。体内の脂質の酸化を防ぎ、細胞の健康を保つことで、年齢に負けない体づくりを助けます。 |
| ナトリウム | 0.329% | 0.08% 以上 | 心臓の健康を考え、塩分添加を最小限に。素材本来の自然なミネラルを活かしています |
| マグネシウム | 0.142% | 0.04% 〜0.3% | 素材の栄養を活かしつつ、尿路の健康リスクを抑える安全圏(センターライン)を厳守 |
(※日本食品分析センター調べ 第25057889001-0101号)
リンはカルシウムと共に骨の代謝に影響を与えるだけでなく、生命活動に必要なエネルギー代謝においても極めて重要なミネラルです。脂質を制限しても、代謝の基盤となるリンが不足しないように設計しています。
ナトリウム・マグネシウムも、不足すれば健康を損ないますが、特にマグネシウムの摂りすぎは結石のリスクに、ナトリウムの摂りすぎは内臓への負担に直結します。(仔犬に必要な基準は0.03%以上)
イヌグルマンには世界中で注目されるスーパーフード「モリンガ」を配合しています。モリンガは、カルシウム、カリウム、鉄、ビタミンA、ビタミンEなど、ワンちゃんの健康維持に欠かせない微量栄養素を天然の形で豊富に含みます。人工的な数値合わせだけでなく、植物の生命力をそのまま一粒に閉じ込めました。
ドライフードの水分値については、意外と見落とされがちだと思いますが、新鮮さと保存性のバランスにおいてとても大切です。一般的に水分が10%程度とされています。イヌグルマンはこれにより、合成保存料に頼ることなく、高い保存性と栄養密度(栄養がギュッと凝縮された状態)を両立しています。
水分が低いフードを与える場合は、より意識的に新鮮な水を飲める環境を整えてあげることが大切です。
添加物は悪なのか?
裏面の原材料表示を見て、カタカナばかりの成分に不安を感じたことはありませんか?
ドッグフードにおける「添加物」の考え方は、「健康に生きるために必要なもの(善意の添加)」と「人間側の都合や販売目的で使われる不要なもの」を明確に区別することが重要です。 イヌグルマンが目指したのは、飼い主様が全ての原材料を自信を持って読み上げられるフードです。
- 人工香料・着色料は一切不使用: ワンちゃんの食欲を「色」や「人工的な香り」で騙すことはしません。
- 天然由来の酸化防止剤: 合成保存料(BHA・BHT等)の代わりに、ローズマリー抽出物やミックストコフェロールといった、植物由来の成分で品質を守っています。
- 善な添加: ビタミンAやEも、可能な限り「モリンガ」などのスーパーフードから摂取できるよう設計しつつ、総合栄養食の基準を満たすため、必要なビタミン・ミネラル類は精密に配合していいます。

オメガ脂肪酸
オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸は、犬の体内で十分に合成することができないため、毎日の食べ物から補うことが好ましいとされています。
| 項目 | 分析値(乾物換算) | 役割 |
|---|---|---|
| オメガ3脂肪酸 (EPA+DHA) | 0.57% | 健康な皮膚と被毛の維持をサポート |
| オメガ3脂肪酸 (α-リノレン酸) | 0.11% | 健康を維持し、本来の免疫力を保つ |
| オメガ6脂肪酸 (リノール酸) | 1.98% | 皮膚の健康を維持し、乾燥から守る |
| オメガ9脂肪酸 (オレイン酸) | 2.60% | 健康な体の巡りと活力を維持する |
オメガ脂肪酸のバランス
犬の健康に欠かせないオメガ脂肪酸は、その「バランス」が重要です。世界的な栄養基準(AAFCO)では、オメガ6とオメガ3の比率は「30:1以下」であれば良いとされていますが、イヌグルマンはオメガ6:オメガ3 = 3.0:1 という非常に優れたバランスを実現しています。
イヌグルマンは「どんなワンちゃん」に適しているか?
- 室内犬で運動量が多くない子
- 「トッピング」を楽しみたい飼い主さま
- お腹が弱い子・太りやすい子
- 涙やけや体臭が気になり始めた子
- シニア期を健やかに過ごしたい子

不向きなワンちゃん
- 非常に運動量が多いワンちゃん
→ 脂質8.9%は、活動量が極めて高い犬にとってはエネルギーが不足する場合があります。 - 成長期で、かつ高カロリー設計が必要な大型犬の仔犬
→ 成長スピードが早く、より高いエネルギー密度を必要とする場合は、専用の成長期フードが適することがあります。 - 特定の穀物にアレルギーがあると診断されているワンちゃん
→ 小麦(グルテン)は不使用ですが、大麦・玄米・雑穀類を使用しているため、穀物全般に反応がある場合は注意が必要です。 - 獣医師から療法食の指示を受けているワンちゃん (腎臓・肝臓・心臓・尿路などの疾患管理が必要な場合)
→ イヌグルマンは総合栄養食ですが、治療を目的とした療法食ではありません。 - 短期間での体重増加(増量)を目的としているワンちゃん
→ 低脂肪設計のため、増量を主目的とする場合には不向きです。

「言葉」ではなく「事実」で選びたい飼い主さんへ
私たちは派手な広告宣伝費を削り、その分を「最高品質の原材料」と「厳格な成分検査」に注ぎ込みました。愛犬が毎日食べるものだからこそ、不透明な「おすすめ」ではなく、確かな分析データが選択する基準になると考えます。
私たちが日本の室内犬のライフスタイルを考え抜いて導き出した、栄養設計。愛犬の明日の元気を作るのは、今日食べたものの積み重ねです。イヌグルマンが皆さまと愛犬の健やかな毎日の支えになれば幸いです。
「手作りごはんをあげたいけれど、栄養バランスが心配」という方にとっても、安心してトッピングを楽しんでいただける「質の高いベースフード」です。



